ジュリアで難儀するポイントというと「ナビ」ですよね。
純正CarPlayにしてもAndroid Autoにしても動作があまりよくありません。
モニターがタッチパネルでないため、タッチ操作前提のアプリは使いにくいのです。
これはiOS12になってCarPlayでGoogle Mapを使えるようになっても変わらないと思います。
そこで、ディベルティがジュリアのためにナビキットを作りました!
ただし、当たり前ですが車がナビをつけるためにできていないため、開発は難航しました。
そもそもどうレイアウトするのか?今までのように2DINナビを入れるのか?
純正のモニターを取り払ってしまうといろんな弊害が起こります。
Panasonicさんから画面別体の2DINナビが出ています。
これを使わない手はありません。
本体はどこにも入らないため、やむなくドリンクホルダーに入れました。
この作業自体もセンターコンソールを丸ごと取り外すため、とても大変です。
ナビ自体も本来画面と本体を切り離すように作られていないため、
そのための延長ケーブルを新たに開発しています。
ただ単にケーブルを延長しても映像・音声にノイズが乗ってしまうためその対策も必須です。
それに加えてステアリングリモコンを使うためのCANバスアダプター、
バック画面をナビ画面に割り込ませるためのインターフェース、
アイドリングストップからの復帰時に電圧低下によりシャットダウンしてしまうのを防ぐボルテージスタビライザーなど・・・
さまざまな部品がこのキットを構成しています。
どうしても価格は高くなってしまいます。
これだけ部品点数が多ければ仕方のないことです。
しかしそのおかげでパーフェクトなナビキットができたと自負しています。
バック画面
純正モニター画面